常武急行では様々な車両を運行させております。
1000系(昭和49年~)
2000系(昭和62年~)
3000系(平成6年~)
4000系(平成16年~)
5000系(平成22年~)
5030系(平成29年~)
9000系(昭和37年~平成25年)
常武急行全体として以下のような傾向がある
l 短編成の連結を行う
常武車両最大の特徴である。大手私鉄(特に関東)では多くが長編成固定であるのに対し、常武はその多くが2両、4両、6両、8両の短編成であり、それらを組み合わせて長編成を編成する方式が戦前から続いている。これには、編成内での車両の製造年や仕様の差をなくすことで保守が容易になるという狙いがある。また、これにより以下の特徴が生まれている。
・号車番号が付与できない
長編成の先頭に立った編成が組み換えで中間部に連結されるなど、車両ごとの連結位置が固定できないことから、個別の編成中の号車番号を付与することができない状態にあった。昭和62年より各車両にマグサイン式の号車表示を取り付け、連結位置によって表示を変更できるシステムを導入し、解消された。一方で女性専用車の連結は実現しておらず、3号車に連結されている弱冷房車両も車両表示による案内ができていない状況にある。
・運転台設備
短編成の連結は運転台設備を多く設置することになるが、基本的に制御車は中間車より高価になる。したがい、2000系を除く各形式において運転台設備は徹底的なコストダウンが図られている。
・集電器の設置
短編成単独運転時の離線防止のため、両数に関係なく1編成当たり2基以上の集電器が設置されている。
・後方互換
他形式との併結が多いため、車両は後方互換が基本である。
l ドア手動扱い
関東平野は冬季の風が強く、暖房の効果を高めるために長時間停車で行うドアの手動扱いの設備は戦後に製造された70系以降全車両に導入されている。平成29年から半自動スイッチへの交換が行われ、平成31年に1000系を除く全車で竣工した。
l 急行灯
急行灯は3色(緑・赤・青)のものが採用されている。